会社計算規則32条 持分会社の利益剰余金の額

第32条 持分会社の利益剰余金の額は、第四節に定めるところのほか、次の各号に掲げる場合に限り、当該各号に定める額が増加するものとする。
 一 当期純利益金額が生じた場合 当該当期純利益金額
 二 持分会社が退社する社員に対して持分の払戻しをする場合 イに掲げる額からロに掲げる額を減じて得た額(零未満である場合には、零)
  イ 当該持分の払戻しを受けた社員の出資につき資本金及び資本剰余金の額に計上されていた額の合計額
  ロ 当該持分の払戻しにより払い戻した財産の帳簿価額
 三 前二号に掲げるもののほか、利益剰余金の額を増加させることが適切な場合 適切な額
 
2 持分会社の利益剰余金の額は、第四節に定めるところのほか、次の各号に掲げる場合に限り、当該各号に定める額が減少するものとする。ただし、出資の払戻しにより払い戻した財産の帳簿価額に相当する額は、利益剰余金の額からは控除しないものとする。
 一 当期純損失金額が生じた場合 当該当期純損失金額
 二 持分会社が退社する社員に対して持分の払戻しをする場合 イに掲げる額からロに掲げる額を減じて得た額(零未満である場合には、零)
  イ 当該持分の払戻しにより払い戻した財産の帳簿価額
  ロ 当該持分の払戻しを受けた社員の出資につき資本金及び資本剰余金の額に計上されていた額の合計額
 三 社員が出資の履行をする場合(第三十条第一項第一号イ及びロに掲げる額の合計額が零未満である場合に限る。) 当該合計額
 四 前三号に掲げるもののほか、利益剰余金の額を減少させることが適切な場合 適切な額


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会社計算規則166条 純資産額

第166条 法第六百三十五条第二項、第三項及び第五項に規定する法務省令で定める方法は、次に掲げる額の合計額をもって持分会社の純資産額とする方法とする。
 
 一 資本金の額
 二 資本剰余金の額
 三 利益剰余金の額
 四 最終事業年度の末日(最終事業年度がない場合にあっては、持分会社の成立の日)における評価・換算差額等に係る額


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