司法書士法28条 社員の資格

第28条 司法書士法人の社員は、司法書士でなければならない。
 
2 次に掲げる者は、社員となることができない。
 一 第四十七条の規定により業務の停止の処分を受け、当該業務の停止の期間を経過しない者
 二 第四十八条第一項の規定により司法書士法人が解散又は業務の全部の停止の処分を受けた場合において、その処分を受けた日以前三十日内にその社員であつた者でその処分を受けた日から三年(業務の全部の停止の処分を受けた場合にあつては、当該業務の全部の停止の期間)を経過しないもの
 三 司法書士会の会員でない者


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司法書士法29条 業務の範囲

第29条 司法書士法人は、第三条第一項第一号から第五号までに規定する業務を行うほか、定款で定めるところにより、次に掲げる業務を行うことができる。
 一 法令等に基づきすべての司法書士が行うことができるものとして法務省令で定める業務の全部又は一部
 二 簡裁訴訟代理等関係業務
 
2 簡裁訴訟代理等関係業務は、社員のうちに第三条第二項に規定する司法書士がある司法書士法人(司法書士会の会員であるものに限る。)に限り、行うことができる。


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司法書士法30条 簡易裁判所における訴訟等の代理事務の取扱い

第30条 司法書士法人は、第三条第一項第六号に掲げる事務については、依頼者からその社員又は使用人である第三条第二項に規定する司法書士(以下この条において「社員等」という。)に行わせる事務の委託を受けるものとする。この場合において、当該司法書士法人は、依頼者に、当該司法書士法人の社員等のうちからその代理人を選任させなければならない。
 
2 司法書士法人は、前項に規定する事務についても、社員等がその業務の執行に関し注意を怠らなかつたことを証明しなければ、依頼者に対する損害賠償の責めを免れることはできない。


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司法書士法31条 登記

第31条 司法書士法人は、政令で定めるところにより、登記をしなければならない。
 
2 前項の規定により登記をしなければならない事項は、登記の後でなければ、これをもつて第三者に対抗することができない。


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司法書士法32条 設立の手続

第32条 司法書士法人を設立するには、その社員となろうとする司法書士が、定款を定めなければならない。
 
2 会社法(平成十七年法律第八十六号)第三十条第一項の規定は、司法書士法人の定款について準用する。
 
3 定款には、少なくとも次に掲げる事項を記載しなければならない。
 一 目的
 二 名称
 三 主たる事務所及び従たる事務所の所在地
 四 社員の氏名、住所及び第三条第二項に規定する司法書士であるか否かの別
 五 社員の出資に関する事項


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司法書士法34条 成立の届出

第34条 司法書士法人は、成立したときは、成立の日から二週間以内に、登記事項証明書及び定款の写しを添えて、その旨を、その主たる事務所の所在地を管轄する法務局又は地方法務局の管轄区域内に設立された司法書士会(以下「主たる事務所の所在地の司法書士会」という。)及び日本司法書士会連合会に届け出なければならない。


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司法書士法35条 定款の変更

第35条 司法書士法人は、定款に別段の定めがある場合を除き、総社員の同意によつて、定款の変更をすることができる。
 
2 司法書士法人は、定款を変更したときは、変更の日から二週間以内に、変更に係る事項を、主たる事務所の所在地の司法書士会及び日本司法書士会連合会に届け出なければならない。


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司法書士法36条 業務の執行

第36条 司法書士法人の社員は、すべて業務を執行する権利を有し、義務を負う。
 
2 簡裁訴訟代理等関係業務を行うことを目的とする司法書士法人における簡裁訴訟代理等関係業務については、前項の規定にかかわらず、第三条第二項に規定する司法書士である社員(以下「特定社員」という。)のみが業務を執行する権利を有し、義務を負う。


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