任意後見契約法8条 任意後見人の解任

第8条 任意後見人に不正な行為、著しい不行跡その他その任務に適しない事由があるときは、家庭裁判所は、任意後見監督人、本人、その親族又は検察官の請求により、任意後見人を解任することができる。


e-Gov 任意後見契約法

 

もう一歩先へ
解任の請求は、任意後見監督人を選任する審判をした家庭裁判所に対して行います。

cf. 家事事件手続法217条2項 管轄

任意後見契約法9条 任意後見契約の解除

第9条 第四条第一項の規定により任意後見監督人が選任される前においては、本人又は任意後見受任者は、いつでも、公証人の認証を受けた書面によって、任意後見契約を解除することができる。
 
2 第四条第一項の規定により任意後見監督人が選任された後においては、本人又は任意後見人は、正当な事由がある場合に限り、家庭裁判所の許可を得て、任意後見契約を解除することができる。


e-Gov 任意後見契約法

 

もう一歩先へ 1項:

後見登記等に関する法律5条 任意後見契約の登記

第5条 任意後見契約の登記は、嘱託又は申請により、後見登記等ファイルに、次に掲げる事項を記録することによって行う。
 
 一 任意後見契約に係る公正証書を作成した公証人の氏名及び所属並びにその証書の番号及び作成の年月日
 
 二 任意後見契約の委任者(以下「任意後見契約の本人」という。)の氏名、出生の年月日、住所及び本籍(外国人にあっては、国籍)
 
 三 任意後見受任者又は任意後見人の氏名又は名称及び住所
 
 四 任意後見受任者又は任意後見人の代理権の範囲
 
 五 数人の任意後見人が共同して代理権を行使すべきことを定めたときは、その定め
 
 六 任意後見監督人が選任されたときは、その氏名又は名称及び住所並びにその選任の審判の確定の年月日
 
 七 数人の任意後見監督人が、共同して又は事務を分掌して、その権限を行使すべきことが定められたときは、その定め
 
 八 任意後見契約が終了したときは、その事由及び年月日
 
 九 家事事件手続法第二百二十五条において準用する同法第百二十七条第一項の規定により任意後見人又は任意後見監督人の職務の執行を停止する審判前の保全処分がされたときは、その旨
 
 十 前号に規定する規定により任意後見監督人の職務代行者を選任する審判前の保全処分がされたときは、その氏名又は名称及び住所
 
 十一 登記番号


e-Gov 後見登記等に関する法律

 

もう一歩先へ
任意後見契約が締結されると嘱託でその契約内容の登記がされまうす。
もう一歩先へ 6号:
任意後見監督人が選任され任意後見契約が効力が生じたら、再度その旨が登記されます。

任意後見契約法7条 任意後見監督人の職務等

第7条 任意後見監督人の職務は、次のとおりとする。
 一 任意後見人の事務を監督すること。
 二 任意後見人の事務に関し、家庭裁判所に定期的に報告をすること。
 三 急迫の事情がある場合に、任意後見人の代理権の範囲内において、必要な処分をすること。
 四 任意後見人又はその代表する者と本人との利益が相反する行為について本人を代表すること。
 
2 任意後見監督人は、いつでも、任意後見人に対し任意後見人の事務の報告を求め、又は任意後見人の事務若しくは本人の財産の状況を調査することができる。
 
3 家庭裁判所は、必要があると認めるときは、任意後見監督人に対し、任意後見人の事務に関する報告を求め、任意後見人の事務若しくは本人の財産の状況の調査を命じ、その他任意後見監督人の職務について必要な処分を命ずることができる。
 
4 民法第六百四十四条第六百五十四条第六百五十五条第八百四十三条第四項、第八百四十四条第八百四十六条第八百四十七条第八百五十九条の二第八百六十一条第二項及び第八百六十二条の規定は、任意後見監督人について準用する。


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もう一歩先へ 4項:
民法859条の3 成年被後見人の居住用不動産の処分についての許可を準用していないので、任意後見監督人が本人の居住用財産を処分をする場合は、家庭裁判所の許可は不要です。
任意後見人が本人の居住用財産を処分する場合も、任意後見監督人や家庭裁判所の許可は不要です。

弁護士法25条 職務を行い得ない事件

第25条 弁護士は、次に掲げる事件については、その職務を行つてはならない。ただし、第三号及び第九号に掲げる事件については、受任している事件の依頼者が同意した場合は、この限りでない。
 
 一 相手方の協議を受けて賛助し、又はその依頼を承諾した事件
 
 二 相手方の協議を受けた事件で、その協議の程度及び方法が信頼関係に基づくと認められるもの
 
 三 受任している事件の相手方からの依頼による他の事件
 
 四 公務員として職務上取り扱つた事件
 
 五 仲裁手続により仲裁人として取り扱つた事件
 
 六 弁護士法人(第三十条の二第一項に規定する弁護士法人をいう。以下この条において同じ。)若しくは弁護士・外国法事務弁護士共同法人(外国弁護士による法律事務の取扱い等に関する法律(昭和六十一年法律第六十六号)第二条第六号に規定する弁護士・外国法事務弁護士共同法人をいう。以下同じ。)の社員若しくは使用人である弁護士又は外国法事務弁護士法人(同条第五号に規定する外国法事務弁護士法人をいう。以下この条において同じ。)の使用人である弁護士としてその業務に従事していた期間内に、当該弁護士法人、当該弁護士・外国法事務弁護士共同法人又は当該外国法事務弁護士法人が相手方の協議を受けて賛助し、又はその依頼を承諾した事件であつて、自らこれに関与したもの
 
 七 弁護士法人若しくは弁護士・外国法事務弁護士共同法人の社員若しくは使用人である弁護士又は外国法事務弁護士法人の使用人である弁護士としてその業務に従事していた期間内に、当該弁護士法人、当該弁護士・外国法事務弁護士共同法人又は当該外国法事務弁護士法人が相手方の協議を受けた事件で、その協議の程度及び方法が信頼関係に基づくと認められるものであつて、自らこれに関与したもの
 
 八 弁護士法人若しくは弁護士・外国法事務弁護士共同法人の社員若しくは使用人又は外国法事務弁護士法人の使用人である場合に、当該弁護士法人、当該弁護士・外国法事務弁護士共同法人又は当該外国法事務弁護士法人が相手方から受任している事件
 
 九 弁護士法人若しくは弁護士・外国法事務弁護士共同法人の社員若しくは使用人又は外国法事務弁護士法人の使用人である場合に、当該弁護士法人、当該弁護士・外国法事務弁護士共同法人又は当該外国法事務弁護士法人が受任している事件(当該弁護士が自ら関与しているものに限る。)の相手方からの依頼による他の事件


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弁護士法56条 懲戒事由及び懲戒権者

第56条 弁護士及び弁護士法人は、この法律(弁護士・外国法事務弁護士共同法人の社員又は使用人である弁護士及び外国法事務弁護士法人の使用人である弁護士にあつては、この法律又は外国弁護士による法律事務の取扱い等に関する法律)又は所属弁護士会若しくは日本弁護士連合会の会則に違反し、所属弁護士会の秩序又は信用を害し、その他職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたときは、懲戒を受ける。
 
2 懲戒は、その弁護士又は弁護士法人の所属弁護士会が、これを行う。
 
3 弁護士会がその地域内に従たる法律事務所のみを有する弁護士法人に対して行う懲戒の事由は、その地域内にある従たる法律事務所に係るものに限る。


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憲法14条 法の下の平等、貴族制度の否認、栄典の限界

第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
 
2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
 
3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。


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