未来を見て、点を結ぶことはできません ~ ことばの道しるべ

onetwo

you can’t connect the dots looking forward;

you can only connect them looking backwards.

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.


<<Steve Jobs>>

未来を見て、点を結ぶことはできません。

できるのは、過去を振り返って点を結ぶだけ。

だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じるしかないのです。


 

言志録120条 己を失うと

己 斯 喪 人。 喪 人 斯 喪 物。


<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>

 
おのれうしな へ ば こゝ に 人 を うしな ふ。 人 を 喪 へ ば 斯 に もの を 喪 ふ。


<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>

 
己 を 失う と 周囲 の 人 を 失っ て しまう。 周囲 の 人 を 失う と 全て 失っ て しまう。


水上基地; 佐藤一斎. 現代語訳 言志四録 言志録 (現代語訳文庫)

 

言志録88条 着眼点を高く

眼高、 則見 理不 岐。


<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>

 
がん くること 高 ければ、 則 ち を 見 ること せず。


<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>

 
着眼点を高く大局的すれば道理が分かり迷わない。


水上基地; 佐藤一斎. 現代語訳 言志四録 言志録 (現代語訳文庫)

 

言志録124条 雲はやむを得ず

雲煙聚 於不一 レ 已。
 
風雨洩 於不一 レ 已。
 
雷霆震 於不一 レ 已。
 
斯可 以觀 至誠之作用


<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>

 
雲煙うんえん むことを 得 ざるに あつまる。風雨 ふううは 已 むことを 得 ざるに る。 雷霆 らいていは 已 むことを 得 ざるに ふるふ。 こゝに 以 て 至誠 しせい作用 さよう る 可 し。


<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>

 
雲 は やむを得ず 集まり、 風雨 は やむを得ず 降り、 雷 は やむを得ず 響く。 これ を 見 て 至誠 の 作用 を 考えよ。


水上基地; 佐藤一斎. 現代語訳 言志四録 言志録 (現代語訳文庫)

 

津波てんでんこ ~ ことばの道しるべ

津波てんでんこ

「津波の時は てんでんばらばらに
逃げる」という意味です。

命を守るためには 一人一人が
少しでも早く逃げることが
 大切だからです。

子どもも 迎えに行ったお父さんもお母さんも
一緒に亡くなるケースがあまりにも多かった

家族が思い合う中で 人と人とが思い合う中で
多くの人が亡くなってしまう

だからこそ自分の命をしっかりと
自分で守るということ

自分のことを思ってくれている人の命を
守ることになるんだということを

自覚せよと教えてくれるていることが
「津波てんでんこ」だと思う

「津波てんでんこ」は
自分の命を守ることで
ほかの人も救う教えなのです。


<<地学基礎- NHK>>

 

独坐幽篁裏 ~ ことばの道しるべ

 
ひとり坐幽篁裏ゆうこうのうちにざし
 
弾琴きんをだんじて復長嘯またちょうしょうす
 
深林しんりん人不知ひとしらず
 
明月来めいげつきたりて相照あいてらす


<<夏目漱石. 草枕(青空文庫)>>