壱弐参
雲煙聚
二 於不一 レ 得レ 已。
風雨洩二 於不一 レ 得レ 已。
雷霆震二 於不一 レ 得レ 已。
斯可三 以觀二 至誠之作用一 。
<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>
雲煙 は已 むことを 得 ざるに聚 る。風雨 は 已 むことを 得 ざるに洩 る。雷霆 は 已 むことを 得 ざるに震 ふ。斯 に 以 て至誠 の作用 を觀 る 可 し。
<<佐藤一齋・秋月種樹(古香). 南洲手抄言志録 南洲手抄言志録(青空文庫)>>
雲 は やむを得ず 集まり、 風雨 は やむを得ず 降り、 雷 は やむを得ず 響く。 これ を 見 て 至誠 の 作用 を 考えよ。
水上基地; 佐藤一斎. 現代語訳 言志四録 言志録 (現代語訳文庫)