投稿日: 2021年12月19日2021年12月19日 投稿者: kazetolion梅が香を ~ ことばの道しるべ 壱弐 寛平の御時、后きさいの宮の歌合の歌 よみ人知らず 梅が香を袖に移してとどめてば 春は過ぐとも形見ならまし <<古今和歌集 巻第一 春歌上 0046>> 梅が香を、もし薫物たきもののように袖に移して、留める事ができたならば、春は過ぎ去っても、その香が春の形見となろう。 <<窪田空穂. 古今和歌集(やまとうたeブックス)>>