第400条 債権の目的が特定物の引渡しであるときは、債務者は、その引渡しをするまで、善良な管理者の注意をもって、その物を保存しなければならない。
民法400条 特定物の引渡しの場合の注意義務
第400条 債権の目的が特定物の引渡しであるときは、債務者は、その引渡しをするまで、契約その他の債権の発生原因及び取引上の社会通念に照らして定まる善良な管理者の注意をもって、その物を保存しなければならない。
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民法401条 種類債権
第401条 債権の目的物を種類のみで指定した場合において、法律行為の性質又は当事者の意思によってその品質を定めることができないときは、債務者は、中等の品質を有する物を給付しなければならない。
2 前項の場合において、債務者が物の給付をするのに必要な行為を完了し、又は債権者の同意を得てその給付すべき物を指定したときは、以後その物を債権の目的物とする。
民法402 金銭債権
第402条 債権の目的物が金銭であるときは、債務者は、その選択に従い、各種の通貨で弁済をすることができる。ただし、特定の種類の通貨の給付を債権の目的としたときは、この限りでない。
2 債権の目的物である特定の種類の通貨が弁済期に強制通用の効力を失っているときは、債務者は、他の通貨で弁済をしなければならない。
3 前二項の規定は、外国の通貨の給付を債権の目的とした場合について準用する。
民法403条 外国の通貨で指定した金銭債権
第403条 外国の通貨で債権額を指定したときは、債務者は、履行地における為替相場により、日本の通貨で弁済をすることができる。
改正前民法404条 法定利率
第404条 利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないときは、その利率は、年五分とする。
cf.
民法404条 法定利率
民法404条 法定利率
第404条 利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないときは、その利率は、その利息が生じた最初の時点における法定利率による。
2 法定利率は、年三パーセントとする。
3 前項の規定にかかわらず、法定利率は、法務省令で定めるところにより、三年を一期とし、一期ごとに、次項の規定により変動するものとする。
4 各期における法定利率は、この項の規定により法定利率に変動があった期のうち直近のもの(以下この項において「直近変動期」という。)における基準割合と当期における基準割合との差に相当する割合(その割合に一パーセント未満の端数があるときは、これを切り捨てる。)を直近変動期における法定利率に加算し、又は減算した割合とする。
5 前項に規定する「基準割合」とは、法務省令で定めるところにより、各期の初日の属する年の六年前の年の一月から前々年の十二月までの各月における短期貸付けの平均利率(当該各月において銀行が新たに行った貸付け(貸付期間が一年未満のものに限る。)に係る利率の平均をいう。)の合計を六十で除して計算した割合(その割合に〇・一パーセント未満の端数があるときは、これを切り捨てる。)として法務大臣が告示するものをいう。
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利息が生じた最初の時点 について。
不当利得返還請求が元本債権である場合には、受益者が悪意となった時点から利息が生じるため(民法704条)、その時点が「利息が生じた最初の時点」となるものと解されます。 cf. 民法704条 悪意の受益者の返還義務等
貸金債権が元本債権である場合には、原則として、利息はその貸付金を借主が受け取った日以後に生じるため(民法589条2項)、その日が「利息が生じた最初の時点」となるものと解されます。
cf. 民法589条2項 利息不当利得返還請求が元本債権である場合には、受益者が悪意となった時点から利息が生じるため(民法704条)、その時点が「利息が生じた最初の時点」となるものと解されます。 cf. 民法704条 悪意の受益者の返還義務等
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民法405条 利息の元本への組入れ
第405条 利息の支払が一年分以上延滞した場合において、債権者が催告をしても、債務者がその利息を支払わないときは、債権者は、これを元本に組み入れることができる。
民法406条 選択債権における選択権の帰属
第406条 債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まるときは、その選択権は、債務者に属する。
